おとうふ難民の件
こんにちは、ぼのにっきです。
海外在住のみなさま、
お住まいの国で買うことのできるお豆腐に満足しておられますでしょうか。
日本にいれば、豆腐なんて、どれ買っても、まぁ美味しくて、
しかも安くて、『まぁ、買っとくか~』でカゴに入れる。
それは実はとても幸せな日々でした。
ドイツに来て、海外で期待通りの味、価格の、豆腐に出会うのはかなり難しいと知りました。
しかし、私が住んでいるのは日本人の多い街ですから、日本メーカーが作った豆腐を手に入れることも難しくはないです。日系のスーパーに行けば取り扱ってます。
ハウスの絹ごし。がっかりしないと思います。
でもこちら、280グラムで約2.5ユーロです。
280グラムってすごく小さい。小さめの冷ややっこ×2くらい。
日本では150g×3パックを105円で買っていた一般庶民の私は、
この大きさを約300円で手軽には買えない。
でも、他の絹ごしと称した中国のメーカーが作っている豆腐などは
価格は半分でも、なんとも言えないクセがあったりします。
大豆のうまみではないクセ。もしくは酸っぱい。思ってた味と違う、となります。
なので、冷ややっこしたいときは、値段が高いのは甘んじて受け、コレ買います。
高級食材と思って。そして、絶対腐らせたりしません。
でも、私はもっと気軽に豆腐が食べたいの~と思いながら、いろんな豆腐を試しては失望してきましたが、やっと価格・味ともに、まぁいいんではないか?!と思える豆腐がこちら。
ドイツ在住アジア人のみなさまお馴染みgo asiaで売っています。
450gで約1.2ユーロ (約145円)です。
なんとベルリンの会社が作っているのですが、臭みはなく、酸っぱさもなく、食べやすい豆腐です。グルメな方はわかりませんが、一般市民的な豆腐への欲求は満たされると思います。
残念なのは木綿豆腐の硬さで生食には向いてないところでしょうか。
それでも、味噌汁とか鍋でたくさん豆腐食べたいときとかは重宝すると思います。
なんでもないような食品たちが日々の幸せを作ってくれていたのだと思う最近ですが、
それは豆腐だけでなく、納豆とスープの素にも言えると思います。
納豆(冷凍)も選択肢は少なくて、高い。
3パック2.5ユーロ(約300円)、オカメ納豆などメジャーなメーカーだと5ユーロ(約600円)。我が家ではひとり、ひとパック制度を廃止し、2名で1パックを分け合います。
一番手に入りやすいのは、え?それどこのメーカーなん?という会社の小粒納豆。
関西で『においひかえめ、なっとういち』で育った私は、生意気にも納豆にこだわる。臭いも気になるけど、一番のこだわりは粒の大きさ。小粒じゃなくて、極小粒がいい。そこで、いろいろ探して、今のところいろんなアジアンスーパーで手に入る利便性と、価格、味を吟味してこの納豆が一番バランスが取れている。
約2.5ユーロ~3ユーロです。
そして、もうひとつはスープの素。
日本では何にも考えず買ってたのに、ドイツでは苦労しているもののひとつです。
コンソメスープっていったいなんだったんだ?!
鶏ガラスープって鳥の出汁だけじゃなかったのか?!
これひとつで理想の味!なんてスープの素には出会えず、いろいろと混ぜて『うん、これなら食べれる』という味に仕上げる。
料理が苦手な人間には厳しいです。さらに料理嫌いになった。
しかし、しかし、
いろいろと苦労するものの、海外で豆腐や納豆などが手に入るのは当たり前ではありません。
値段が高くとも、味が多少期待と違っていようとも、何らか手に入る。
日本人が多いエリアに在住していることは、ありがたいことなのだと思います。
もし、また違う国に住むことになったら、
日本食品は醤油しか手に入らなくて、
『あ~、デュッセルドルフは天国だったわ』と思うでしょう。
日本にいたらわからない、デュッセルドルフにいてもわからない、
なんでもないようなことが幸せだったと思う~なんてことを思いながら、
今日もドイツで、晩ご飯何しよ・・と和食のレシピを見ながら悩む、今日この頃です。