ブリュッセル(ベルギー)の旅行記
ベルギーの首都ブリュッセルを訪れました。独自の食文化が栄え、石畳がずっと続く古きよきヨーロッパの街並みが美しい、何だかとても優雅な街。宝石みたいなチョコレート、目がくらみそうになるくらい細かい装飾の建築。とっても華やかな街でした。
デュッセルドルフからブリュッセルまでは車で2時間半ほど。今日は工事してないのに、工事してることになってる高速の通行止めがあったりしてナビ通りにはいかないヨーロッパのロードトリップです。
ちょうどお昼ごろ、ブリュッセルに到着。街中の観光に便利なホテルを予約しましたが、駐車場が小さくて今日は満車ですとのこと。パブリックパーキングに車を止めます。街中のホテルって高級ホテルでないと、だいたいホテルから歩いて10分くらいの場所のパブリックパーキングに止めることになる。大きな荷物を持ってきたことを後悔。
やっと観光に繰り出します。まずは腹ごしらえ。適当に目に入ったレストランに入ります。
【Drug Opera】というお店。変な名前です。
まずベルギービールを頂きます。香りが豊かでとっても美味しい!ベルギービールには銘柄によって、専用のグラスがあるらしいのです。アルコール度数が低いビールは長めのグラス、キーーンと冷えた温度で飲むものは体温の伝わりにくい厚手のグラスとなっているそう。ドイツのビールよりも繊細な感じがします。
そして、ベルギーワッフルとスモークサーモンを頂きます。ワッフルは四角くてサクサクのブリュッセルスタイル。スモークサーモンもほどよい塩気で一瞬で食べ終わります。まだまだお腹空いてます。
そこで、パスタ追加。サーモンのパスタです。大量のチーズがかかっています。食べているうちにいい感じにとけて、びよーんと伸びます。これまた味が濃すぎず、サーモンとチーズのコラボレーションが絶妙。ブリュッセルは日本人観光客がとても多い。店員さんはかなり日本人慣れしてます。自分を指さし「似てる?ジローラモ。」と言ってました。似てました。
そして次に向かったのが、世界で一番美しい広場と言われるグランプラス。歴史的な建物に囲まれた大きな広場です。ブリュッセルの最大の観光地。たくさん人がいます。
そして、この建物の中に【ベルギービール博物館】があります。
入場料は5ユーロです。この施設は真面目にビールについて学ぶ博物館というよりは、最後に目の前で入れてくれるビールを楽しむところです。
一応、少しだけ展示はあります。
映像が流れているので、一応座ってみてみます。わかりやすく説明してくれる感じの映像ではなく、何となくベルギービールについて触れている映像。
しかし、最後に飲めるこのビールはとっても美味しい。目の前でおじさんが入れてくれる。とっても丁寧な仕事ぶりに感動。入場料はこのための5ドルですね。
次はスーパーへ。【デレーズ(DELHAIZE)】というスーパーが品揃え良さそうなので行ってみます。目的はベルギービールを買うこと。できれば大量に。
大興奮であれやこれや買い物カゴにいれていきます。ひとつ困ったことは、ベルギービールはビンがほとんど。なので、持って帰るのがすごく重くて大変。これパーキングまで運べるかな・・と思うけど、買えるだけ買う。最近ドイツのビールは缶やペットボトルになっているものが多いので、実はこれはありがたいことだったなと気づく。
重たい荷物を抱えて、パーキングに戻ります。えっさこらさ。とても疲れたのでしばしホテルで休憩して。夕食へ。
その前にちょっと寄り道。ブリュッセルは古着屋さんが豊富でした。そのうちのひとつ。
商品ごとに値段がついているのでなく、重さで値段が決まる。1キロで15ユーロです。
ヴィンテージ感のある品揃え。もっとじっくり見たかった。1泊2日、しかも土日だとブリュッセル観光はちょっと厳しいのかもしれない。
夕食のお店は【バイ・デン・ブール(Bij den Boer)】。海鮮料理のお店です。ここはおすすめできます。特にドイツから来る人はシーフードに飢えているはず。私も思っていた以上に体は魚を求めていたようで終始、夢見心地でした。
生ガキとポーチド・カレイ。素材の良さとシェフの調理の良さを非常に感じる。美味しい!!
これぞベルギー料理、小エビを使ったスープ。
これまたベルギー名物のウナギのから揚げ。
どれも本当に美味しい。どれもドイツでは食べられないもの。ブリュッセル最高!!
またすぐにでも行きたい!!!
そういえば、ブリュッセルといえば【世界3大がっかり】の内のひとつ、小便小僧がいます。彼は実はかなりのおしゃれさん。
とある日の小便小僧。
あくる日の小便小僧。いろんなお洋服をお持ちのようです。
いろんな魅力がいっぱいのブリュッセル。ヨーロッパ風の街並やビールは、ドイツで慣れてしまっていて、もうそろそろ感動しないだろうと思っていました。ワッフルもチョコレートも日本で食べたことあるし、とそう思ってました。しかし実際に訪れてみると、建物もビールもドイツとは違ってた。食べ歩きでその辺で立って食べるワッフルや、王室御用達のお店から好みのチョコレートを見つけるチョコの買い方は初めてだった。ブリュッセルの街は新鮮なことがたくさんありました。その価値は本人にしかわからない。遠くにいくのは大変だけど、『私知ってるよ』ってわかったつもりが、一番何の価値も生み出さず、何の変化を生まないつまらないことなのかもしれないなと思ったブリュッセルの旅でした。