ボンの旅行記

土日の一泊二日でデュッセルドルフから車で１時間と少し、ボンという街を訪れました。小さな街ですが、ベートーベンの生まれた街で、音楽好きには訪れる価値大です。有意義な旅になるはず。がしかし、今回の旅は大きく２点の反省点があります。

反省点１：何度も言いますが、ボンと言えば、まずベートーベンなのです。ボンはベートーベンの出身地。彼の生家は、街の最も有名な観光名所です。なのに、改装中で中に入れず・・なぜボンに来たかよくわからなくなりました。調べてくるべきだった。外観の写真を撮るのみ。ショック大大大。悲しい。

反省点２：連日の熱波で体力落ち気味、寝不足気味で疲れが溜まっていました。そのため、３時にホテルチェックインして、２時間半も昼寝をしてしまう。へ？別によくない？と思うのですが。ドイツは日曜日店が空いていません。買い物を楽しめるのは土曜日しかない！ボンと言えばもうひとつ、有名なのがHARIBOという熊の形をしたグミです（ハリボの“ボ”はボンの“ボ”）で、工場や本店がありますが、行く時間がとれませんでした。これも閉店後外から写真を撮るのみ。悔しい。

これはもう一度訪れるしかないでしょうというボンの旅でしたが、楽しいところもたくさんありました。

街の中心地へ。石畳の昔ながらの街並みです。街の広場には、ベートーベンの凛々しい銅像。

はぁ、ベートーベンにもっと浸りたかったと、ベートーベン生家の改装中にショックを受けつつ歩いていると、金管楽器の音色が聴こえる。しかも、めっちゃ上手い！路上アーティストに期待するクオリティは、はるかに超えていました。ピッチも素晴らしいし、音量も適切だし、とーっても奇麗な吸い込まれる音色です。

こんな演奏を風情ある街中で聴けるのもベートーベンの街、ボンだからでしょうか。たくさんの人が足を止めて演奏に聴き入っています。とっても優しい時間が流れます。一緒に音楽をこの場で聴いている人たちにもありがとうと思える。心が元気に豊かになる。私たちの心にある、とても本能的な部分が喜んでいる。音楽がこの世にあってよかった。神様ありがとうと思う瞬間です。

この後、2時間半の昼寝。はぁ、もったいないと・・後悔しながら向かうのは 夕食のお店。

夕食はボンで有名なドイツ料理のお店へ。Brauhaus Bönnschです。このお店はビールの自家醸造もしており、ここでしか飲めないオリジナルビールがあります。麦の味がフレッシュで美味しい。グラスもオリジナルで手で掴みやすい形状になっています。

久々のドイツ料理をほおばります。

シュニッエルのマッシュルームソース掛け。バターの香りが程よく、とてもいい香りがします。美味です。絶対自宅では作れない味。

豚の足の肉を焼いたか揚げたかわからないけど、これも定番のドイツ料理。シュバイハクセです。ごつい見た目ですが、分厚い皮の下にあるお肉はとても柔らかくてジューシーで、あぁ今日も肉食べたわぁという気持ちになります。

ドイツ料理は肉がメインで、味付けも濃厚なので、ドイツ人でも重たいといいます。味付けだけでなく量も多いです。ドイツ料理を食べるときは、何を頼んでもそっと添えられているジャガイモがあると思うのですが、なるべくそのフライドポテトやマッシュポテトに手を出さないようにします。ある程度メインを食べてお腹に余裕があったら、ポテトも食べるといいと思います。じゃがいもまで食べる必要あるの？と思うかもしれませんが、ドイツ人の肉愛もすごいですが、じゃがいも愛の方がもっとすごいので、ドイツらしさを味わえるかと思います。

食後、街をブラブラしていてアウトレットのお店を見つけました。もう、すごくすごく買い物がしたかったので、大興奮で買い物をしました。

買ったのはこの３品。これ、季節いつなん？というラインナップですが、暑くなったり、急に寒くなったり、天候のよめないドイツなのでまぁいいかとこの３点となりました。明日、夏が来ても、秋が来ても、冬が来ても大丈夫です。

ベートーベンとHARIBOには縁がなかったボンの旅でしたが、街並みは美しく、音楽も素晴らしく、可愛いお店も多くて、とてもセンスのいい街だったと思います。また訪れよう、いや訪れねばならぬ街、ボンの旅でした。