フランクフルトの旅行記
週末を利用して、1泊2日の鉄道の旅に行ってきました。今回はデュッセルドルフから高速鉄道ICEで1時間半ほどのフランクフルトへ。フランクフルトはドイツの空路・陸路の要になっています。日本からベルリンに行く場合も直行便はなく、フランクフルトを経由します。ドイツの玄関口として、多くの人が行き交う賑やかな街でした。
まず訪れたのが、有名なレーマー広場。
可愛い形の旧庁舎です。
クリスマスにはここでクリスマスマーケットが開かれるそうな。さぞ奇麗でしょう。
中央駅に戻りつつ、マーケットを発見。クラインマルクトハレという小さな食材店が集まった一般のお客さん向けのマーケットです
デュッセルドルフにはこんなザ・マーケットはないので、目に入ってくるものすべてがとても新鮮。
その後、日本人の知り合いおすすすめのラーメン屋へ。ここのラーメン、麺が美味い。デュッセルドルフのラーメン屋さんはスープはいいけど、麺がスーパーで売ってるチルドの麺みたいというところが多い。しかしこのお店はドイツで始めて麺のコシを感じられて、ちゃんと麺の味がしたラーメンでした。でも、スープはデュッセルドルフの方が美味しかったような。なかなか麺もスープも最高!とはならないようです。
その後、フランクフルトといえば、ゲーテ!ということでゲーテの生まれ育った家を訪れました。博物館になってます。ゲーテってお金持ちだったんですね。部屋がたくさんあって、4階までとても広くて快適なお家でした。
この日の晩ご飯は歌舞伎という鉄板焼き屋さんへ。目の前の鉄板で焼いてくれます。1人70ユーロもするコースだけど、美味しかったし、接客もよかったので、まぁよしとします。私たち夫婦以外、お客さんは全員ドイツ人。日本食の人気の高さを伺わせます。
このようなフランクフルト1泊の旅でした。またICEで旅に出たいです。次の狙いはアムステルダム。電車で簡単に国境をまたげるとはEUの恩恵ですね。
最後にゲーテの名言を一つ。
・たやすくなる前は、何もかも難しいものだ
そりゃそうだよ!と初めに聞いたときはつっこみましたが、なるほどこれは深い言葉かもしれません。鉄道での旅も初めはわからないことだらけ。どうやってチケット取るの?アプリをダウンロードしたもののドイツ語でわからないよ?私の席に誰か知らない人座ってるけどどうしたらいいの?だけど、旅がひとつ終わった今や、ICEでの旅はとてもスムーズだと思う。赤ちゃんが歩けるようになる前は、歩くことはとても難しかったのだろうと思うし、今はスラスラ読める漢字も子どもの頃は読むのに時間がかかった。語学もそう。スポーツもそう。仕事もそうかもしれない。たやすくなる前は、何もかも難しい。ものごととはそういうものなのだと少々忍耐力を持って挑めれば、少しずついろんなことができるようになって、見える世界も変わっていくかもしれない、そんなことを思ったICEでの初ドイツ国内旅でした。