ドイツの日常 ~洗濯編~
ドイツの洗濯は少々日本と違いがあるようです。
・外干しは禁止。『わぁ~☆タオルからお日様の臭いがする~』とかない
・水が硬水でカルキが強い。なので、布が傷みやすい。
・温水で洗う。洗濯物によって温度を選ぶ。
・洗濯時間が長い。通常モードでは1時間30分以上かけてじっくり洗う。
(短縮モードもありますが日本の倍くらい長い。)
・始めたら、終わるまで蓋は開けられない。途中投入できない。
・洗濯物の量によって、水量が変わったり、洗濯時間が短くなることはない。
これがドイツの洗濯機。ドラム式です。
これは洗剤を入れる部分。3つに分かれています。一番左が【Vorwäsche】という本格的に洗う前に予備洗いをするために入れる洗剤。真ん中が【Hauptwäsche】で、本格的に洗う一般的な洗剤。右が【Pflegemittel】で柔軟剤です。
ドイツ人が洗濯に求めるのは洗浄力のようで、最大95℃のお湯で洗うことができます。熱すぎない?と思いますが、キッチンで使う布巾を洗うには便利です。しかし、温度が上がるほど洗濯時間もかかるし(2時間35分もかかる)、水ももったいないので、布巾だけのために洗濯機は回せません。だいたいは【MIX】モードで40℃、全部一緒くたに洗います。おしゃれ着洗いはだけは分けて【feinwäsche】モードで30℃で洗います。
カルキのせいでごわごわになりやすいので、柔軟剤は必ず使います。それでもタオルは黒っぽくなってきたりますが、まぁ我慢できる程度。脱水をしっかりしてくれるので、部屋干しでも乾きやすいです。
だがしかし、洗濯物の臭いが気になる。これは我慢できない!生乾きの臭いだけでなく、洗い立ての状態でも臭いがする。むしろ温水で洗って温かくなってる分、臭いが強い。洗濯槽も臭う気がする。柔軟剤の匂いが完全に負けてる。そういえば洗濯機の掃除を1度もしてなかったので、洗濯機の掃除をしてみます。
掃除するには洗濯機専用の洗剤があり、ドラッグストアで売っています。今回はドイツ中どこにでもあるチェーンドラッグストア【dm】で掃除用の洗剤を購入。
【Waschmaschinen-Pflege-Reiniger】洗濯機専用洗剤。
1.85ユーロ(220円くらい)です。
さて、お掃除してみます。
まず、洗剤を投入する部分を洗う。
結構汚れているので、つけ置き洗い。スポンジや古い歯ブラシでゴシゴシあらいます。
本当はつけ置き30分と書かれてますが、待てないのでゴシゴシ洗う。
その後、洗剤を布に少しつけて蓋やゴムパッキンの部分を手で掃除する。
最後に、残りの洗剤をすべて使って洗濯機を回します。その時の水温は必ず60℃以上。
3か月から4か月に1度使用するとよいとのこと。
掃除後は何だかすっきりした気がする!洗濯機自身が臭うことはなくなりました。
が、しかし、洗い立ての洗濯物から嫌な臭いがする現象は解消されず。
次はこれを試します。
同じくドラッグストアで購入。【Hygiene Spüler 】殺菌してくれる液体。
1.65ユーロ(200円くらい)です。
どんな素材でも使えると書いてあります。デリケート素材にも、赤ちゃんの服にも使えるくらい刺激が少ないらしい。この商品自体の臭いもありません。
使い方は
・柔軟剤を入れるところに適量を入れるだけ。
・20℃以上の洗濯で効果を発揮するので20℃以上で洗う。
これで洗い立ての臭いも、生乾きの臭いもなくなりました!ちゃんと柔軟剤の匂いもするようになって満足です。
なお、間違えてはいけないドイツの漂白剤はこちら。
【Hygiene Reiniger】は漂白剤です。洗濯物を真っ白にしたり、布巾を殺菌したり、シンクをピカピカにするのに使います。当たり前ですが漂白剤なので、色落ちしてしまいます。ドイツ語が難しいですが、【Hygiene Spüler】殺菌してくれる商品と間違えないように気をつける。
少し気になることも積み重なると結構なストレスになってきますが、解決できるととても嬉しいですね。少しずつ生活が快適になってくることが楽しい。日本とは異なることが、まだまだいろいろとあるドイツですが、何とか適応しながら違いを楽しみたいなと思う今日この頃です。