ドイツの宅配便で隣人の荷物を預かる
語学学校の教科書を探しに本屋を回ったのですが、見つからず。結局Amazon.deで購入しました。日本と同じでやっぱりAmazonが便利です。
超初級編。My name is とか be動詞の活用みたいなとこから始まります。うん、うん。これが求めてたやつ。MenshenとはPeopleという意味らしいです。
届いたのはいいのですが、自分の荷物の他に3つ荷物を渡されてしまいました。
え?なんで?と配達に来たお兄さんに聞いたら、これは隣のアパートの人の荷物で、留守だったから預かってくれということらしい。基本的に再配達という制度はドイツにはなく、留守の時は近所の人が預かるシステムらしいのです。しかも両隣のご家庭とかでなく、まったく違う建物のアパートの人のも預ける。
説明聞いたとき、本当に預かるのが嫌で仕方なかった。
・ドイツ語で荷物取りに来たとインターホン越しに言われても絶対わからないし
・取りに来なかったら自分でその人の家に持っていかないといけないらしいし
・ずっと緊張していけないといけないから絶対イヤ
でも、明日から旅行に行くとか嘘ついてみても、そんなことは断る理由にならないらしい。もう断れないなと諦めました。ものは試しに預かってみるかと。そしたら当日の夕方~夜にかけてちゃんと3名取りにきて、たぶん全員ドイツ人だったけど英語でも全く問題なかった。みんな感じのいい若者でした。
そういえば、日本では留守の時には自宅の前に荷物置くという制度を取り入れつつはありますが、お隣さんに預ける制度はないのでしょうか。宅配ボックスを設置しようというご家庭も増えているようで、日本は個人でいろんなことができることを便利とする社会だと思います。それに比べてドイツはお互い様文化が強く、人を頼ってもいいのだと思っている。見るからに外国人の私にも、そこにいるからとバスの行き先とかチケットの買い方を聞いてくる。日本人ならまず自分でスマホで調べることを聞いてくる。ドイツのお互い様文化は、私には結構面白く慣れれば心地いいのかもと思ます。ですが、ドア前に荷物置いといたらパクられる治安の悪さは、断然日本より高いと思うので防犯には気をつかいます。
今回の荷物預かりで、荷物取りに来た3名の方と、もしからしたらその家族も、あのアパートにドイツ語話せないアジア人が住んでいるなということに気づいただろうし、私もこの周辺には若い人が住んでいて、結構英語は通じるのかもと気づきました。ただ荷物預かって渡すだけのこと。それにとても緊張するのが海外生活。疲れたけど、新しい発見もあった初荷物預かり体験でした。