ぼのにっきのブログ

ぼのぼの好きによるブログ。 ・語学のお勉強のこと ・ヨーロッパでの生活のこと ・ぼのぼののこと ・らっこのこと などを投稿していきます。Twitterアカウント→bononikki@デュッセルドルフ (@bononikki1): https://twitter.com/bononikki1?s=06

あなたの未来の仕事は何ですか

語学のトピックとして、あるあるなのが “仕事について” だと思います。なぜならば過去・現在・未来と時制が関係しているのと、場所や時間を表す前置詞の知識を活用できるからでしょうか。

 

ドイツ語のクラスメイトにもいろんな職業の人がいて、ジャーナリストとか映画監督とか、馬を育てる仕事とか、とても興味深いです。

いろんな職業の人がいるのですが、仕事について語るのが好きで、仕事についての語彙を一生懸命覚えようとする人と、仕事についての話はどうしても盛り上がらない人がいます。仕事について語ろうとするのがマスコミ関係と獣医、建築系の仕事の人たち。仕事が好きって顔に書いてある。きっといろんな努力をして掴んだ仕事なのだろうなと話を聞いていて微笑ましい気持ちになります。

 

未来形を習う段階で、今後はどんな仕事をしたいですか?という問いかけがでてきます。仕事について語りたい派の人たちは「もちろん今後も今の仕事を続けていくよ」もしくは「その仕事の発展形をやっていくつもりだよ」と答えます。私はどうだろう。日本で英語教育に携わっていましたが、今後もその仕事を続けていきたいだろうか。

 

移民の国ドイツで暮らす中で、いろんなバックグラウンドを持つ人が一緒に生きていくことの豊かさと、とてつもない難しさを感じています。戦後、トルコ系移民の力を借りて復興し、ヨーロッパで一番の経済大国になったドイツ。ユダヤ人排除の歴史の反省から、移民や難民を多く受け入れてきました。街にはいろんな肌の色の人がいて、いろんな宗教の人がいて、みんな違って当然という自由な雰囲気があると思います。私はそれがとても素敵だと思う。一方、治安の悪化や経済の推移により、これ以上難民を受け入れたくないという人達もごもっともだと思うし、ドイツ人ってどこにいるのっていうくらい電車に乗っていて外国人しかいないこともある。先祖代々ドイツ人の人にとっては複雑な心境に違いない。

これから日本も法律が変わって移民が増えて、それでも私の仕事は英語を教えることなのだろうかと考える。言語を教えることはやりがいのある仕事だけれど、それだけでは足りない気がする。違いがある人を受け入れ、違いを認め合い、助け合い、多くの人が生まれてきてよかったと思える世の中にするにはどうしたらいいだろうかと、こんな難しいことを難しいドイツ語の授業を通して考える今日この頃です。