プリペイドSIMを使う

デュッセルドルフのフリーWifi事情はあまり進んでおらず、
図書館は使えるけど、フリーWifi完備のカフェはまだ少なかったり、デパートでも使えません。アメリカやオーストラリアと比べると不便さを感じます。

そんなデュッセルドルフで、手軽にネットワークを手に入れる手段がプリペイドSIMです。
大手のキャリアも出してるし、スーパーも出していて選択肢は結構あるようで迷いどころです。

2ヶ月間はキャリアのOrtel MobileのSIMを使っていました。
何だかSIMというものは巡り合わせがあるようでいくつかの店舗では在庫切れ、そもそも取り扱いなしと言われました。
そして、やっと手に入れたOrtel のSIMカードですが、
なぜかPaypalでチャージしようとしてもエラーできない。
そうなると毎回店舗に行ってチャージするしかなく、それが面倒くさい。
そして、初めに選択したプランが５ギガの30日20ユーロのプランで、使い切れない。プラン変更は今より大きなプランしかできないらしい。高いし不便だ！ということで、今回安くてネットでチャージできると名言していて、なんかできそうと思ったスーパー系のSIMに変更することにしました。

12.9ユーロのスターターキット。10ユーロは通信費に使えるデポジットで、SIM自体は2.9ユーロです。近くのALDIで購入。１軒目でありました。

アクティベーションへの道のりが始まります。
まず個人情報の登録をして、ビデオチャットで本人確認。その後最大24時間でめでたく使えるようになります。

アプリからできると書いてあったので、早速アプリをダウンロードして試みる。まず電話番号いれてねという表示が。そこで何度入力しても、『この電話番号使えません』のエラーが出て進めない。
うーん、困った。電話で問い合わせようとするも何かアナウンスが流れて、ドイツ語が全くわからない。。

あきらめそうになりましたが、PCで試してみることに。PCでやるとちゃんと先に進めました。
そもそも、電話番号はアクティベーションしてからしか有効にならないのだからアプリの初めに電話番号入れてくださいというのはおかしいよね。と今は思います。必死なときは泣きそうになったけど。

ひと通り住所とかパスポートについて入力が終わったら、ビデオチャットです。
ホームページ上でコールします。言語はドイツ語か英語か、後はヨーロッパのメジャーな言語は選べます。
１回目は間違えてドイツ語でかけてしまい、言葉が全く通じないまま切られてししまう。
２回目は英語に設定して、あまり英語得意じゃないけど頑張るねと言ってくれるお兄さんがでた。
パスポートを見せます。ホログラムが本当についてる本物のパスポートか確認するためにヒラヒラさせたり、嘘ついてないか確認するために生年月日とかパスポートの発行日を聞かれます。

このやりとり、少々手間ですが、テロリストとか悪いこと企む人にSIMがバンバン出回ったら大変だから、仕方ないですね。
無事に確認終了し、ビデオチャットから１時間後くらいにアクティベーションされました。
わーい。4週間7.9ユーロ2ギガのプランでこれから活用していきます。

ちなみに、なんかうまくいかないんだよねっていうシステムはドイツではよくあります。
電車の定期券をスマホからネットで買おうとしたけれど、なぜかカードが登録できなかったり。このときもなんだかよくわからないけど、PCでやると上手くいきました。が、２回目は上手くいかなくて、違うカードを試したりしました。なんでだめなのか謎だけど問い合わせるのも面倒だから、これでいいことにしてしまう。
こういう人が多いからドイツのシステムはイマイチ精度が低いのかもしれません。システム以外にも、店で店員が愛想のないことこの上ないときがありますが、日本人ならクレームになることも、あの人無愛想よねの一言で終わってしまうので、いつまでたってもサービスの質が上がらないのかも。働くならドイツ、住むなら日本は本当なのかもしれません。

いろいろと思うところはありますが、無事にアクティベーションできました。新しい体験の積み重ねですが、１つ目のやりかたでできなくても諦めない。これが最近学んだことです。