ぼのにっきのブログ

ぼのぼの好きによるブログ。 ・語学のお勉強のこと ・ヨーロッパでの生活のこと ・ぼのぼののこと ・らっこのこと などを投稿していきます。Twitterアカウント→bononikki@デュッセルドルフ (@bononikki1): https://twitter.com/bononikki1?s=06

語学をなぜ学ぶのか

あっという間に6月が終わろうとしている。今週のドイツは暑かった。
最高気温37度。いくら湿度が低いとはいえ、エアコンのなしで3時間の授業はつらい。椅子と接している太ももが大量の汗をかく。ドイツのアパートにもエアコンはないのが普通。もちろんうちにもない。暑さのあまり夜中に起きてしまい寝不足気味。

7月も語学学校に通う。1日あたり3時間〜7時間の授業があって、暑さが心配。暑ささえ除けば、今よりもドイツ語ができるようになると思うと非常に楽しみ。クラスメイトも変わるのでドキドキだけど、同じ人たちとずっと一緒にいるのは苦手なので、気も楽になっていい。

私の毎日はドイツ語の勉強を中心に回っている。仕事もできないので、暇つぶしと思われるかもしれないが、暇だからという理由では納得いかないほどドイツ語といつも一緒にいる。風呂の中でも語学書を読む。アイロンをかけているときも、晩ごはん作っているときもNHKの語学ラジオを聴いている。なぜ私はこんなにもドイツ語に熱心なのか。それは特別ドイツが好きとかではなく、語学を学ぶことの面白さ、それを再発見したからなのだと思う。それはとてもキラキラして、ときにギラギラしてまぶしくて仕方ない。

英語はそれなりに話せる。相手にコミュニケーションする気があれば問題なく意思を伝えられるし、相手の言いたいこともわかる。でも、英語では、帰国子女やインターナショナルスクール出身、出身大学が海外の人たちに勝てる気がしない。英語は生まれた家柄でアドバンテージがつき過ぎると思う。借金まみれの家庭で育った私には羨まし過ぎて、見たくない人たち。私は嫉妬の塊になる。ひどい顔をしている自分がいる。

ところが第2外国語は嫉妬が生まれない。日本人で英語も第2外国語もペラペラという人はあまりお目にかかれないし、いても相当な努力をしている。海外では母国語でアドバンテージは多少あるが、国籍変われば教育環境も変わり、アドバンテージがどの程度かは人それぞれ。全くドイツ語からかけ離れた日本語を話す私だけれど、母国語で書かれた参考書がいくつもある環境はアドバンテージだと思う。だから、誰にも嫉妬しない。嫉妬しないと語学を学ぶのは楽しさと、努力しかない。誰かを羨んだり、自分の生い立ちを嘆いたりしない。それは自分をとても自由にしてくれる。ドイツ語を学び始めて気づいた。

まだまだ先生の言っていることは理解できないし、いいたいことの20%も言えないけれど、それでもドイツ語を学ぶのは楽しい。語学は楽しい。言葉は面白い。努力を積み重ねることは純粋に辛い。疲れて眠い日、体調が悪い日もある。それでも今日私は、昨日言えなかったことが言えるようになる、昨日はわからなかったあの看板に書いていることがわかる、その嬉しさは私を励まし続ける。もっともっとと小さな私が目をキラキラさせる。私は語学が好きらしい。そんなことを考える今日この頃です。