デュッセルドルフの映画館
デュッセルドルフの映画館で『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を鑑賞してきました。
英語音声のみ字幕なしですが、とても楽しめました。面白かったです。ストーリー展開がわかりやすいので、聞き取れない箇所があってもついていける。リスニング能力よりもシリーズ通して出てくる固有名詞や出来事を忘れているとストーリーを見失うような。前作『最後のジェダイ』とアメトークの『Star Wars芸人』を予習して過去の登場人物とかこんな宇宙船があったとかを覚えていくことが私にとっては大切だったように思います。
今回訪れた映画館はCineStar Düsseldorfです。日本人の多く住むOberkasselから近く、そんなに新しくはないけど、古くもない。
チケットはオンラインで席を予約しました。当日、カウンターで支払いです。大人1名15ユーロです。私は3D対応の映画を観たのでサングラスを1ユーロで購入。
ドリンクやポップコーンを売っているところ。
日本とほぼ同じシステムなので、戸惑うことはなく快適です。私が訪れたのは日曜日11時でしたが、劇場の座席は1/3埋まっているかなというところ。空いていたのが何より快適でした。また行ってみようと思います。
今回鑑賞した作品でStar Warsシリーズは完結してしまいました。私は熱烈ファンではないので熱くは語れないのですが、Episode4からすべて観た一般人としては、フィナーレにふさわしい作品だったのではないかと思います。何より映像が美しい。主人公のレイは勇敢で頑固で若さに溢れ、まさにヒロインという感じ。セリフ回しや展開がちょっとくさくて、違和感を覚えるところもなくはないですが、ディズニーらしいといえばそれはそれでいいようにも思いました。
シリーズを通して感じたことは、悪が生まれるのは意外と簡単なものだということです。何か衝撃的で、すごい想像もつかないような出来事があってダークサイドに落ちるというよりも、私たちの隣で起こっていること、例えば親や愛する者の死、師弟関係を裏切られた、親に見捨てられたという気持ち、そういうものがきっかけとなり収まりきらなくなって、多くの人を苦しめ命を奪う宇宙大戦争になったと思う。そして、それは現代の世も例外ではないのではないかと。始めはただ悲しくて、でも助けて欲しいとは言えなくて、収まりきらなくなって、誰かを殺めてしまう。しかし、このシリーズでは、最後には愛だとか友情だとか人を敬う気持ちが悪に勝るので、それが救いであり、現世でもそうであると私は信じたいなと思いました。