高千穂旅行記
高千穂に来て、最も印象深かった場所。
それが行く予定なかったけど、訪れることになった槵觸神社(くしふる)です。
高千穂神社で御朱印もらうときに『よろしけば槵觸(くしふる)神社の御朱印もお書きします』と言われ、『ん?読めないけど、じゃあ、お願いします』と言ったので、御朱印貰ったからにはお参りしようと、訪れたのが槵觸(くしふる)神社。
槵觸神社は天孫降臨の舞台となった場所です。天照大御神の孫で神武天皇の曽祖父にあたる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が天から地上に初めて降り立ちました。華やかではなく、どちらかというと薄めの茶色の多い神社。しかし、どこかとてつもなく激しさを感じる場所です。恐らくここで昔とんでもないこと起こったよねと思う。
神社を巡る際には、私は奉られてる神様を知ってお参りします。神様の歴史や特性をよく知ってお参りすればご利益倍増ですよという最近の流れに乗っかった人です。しかし、私が最近一緒に神社巡りをした人たちは、訪れた神社の神様の名前も歴史も知らない。幼いころから毎年欠かさず初詣に行く神社がある。しかし、その神社の神様の名前は知らない。私と真逆の人たちでした。でも、歩く、歩く。お守りも買って、とても楽しそう。
自分は行動することに理由を求めすぎてはいなかったか、と彼女たちをみていて思います。御朱印もらったからと訪れた自分の知らなかった神社に最も心動かされたように、理屈ではなく、ただ行動することが人生を輝かせることは多いにあるなと、そんなことを考えた高千穂の旅でした。