ぼのにっきのブログ

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1歳1か月3日とディズニーランド

こんにちは、ぼのにっきです。

 

ドイツ時代に恋しくて仕方なかった秋晴れが続く日本です。

 

秋に晴れるって実は特別なことでした。

 

ドイツの秋は小雨と曇りが多かったな。

海外に住んでみたからこそ、一層ありがたみを感じる今年の秋です。

 

 

ザ・お出かけ日和につられて、ディズニーランドに行ってきました。

1歳1か月3日の娘を連れて初のディズニーランドです。

 

 

人混みが嫌いで、ディズニー映画にも詳しくない私ですが、天候的にも、就職を控えている身としても、行くなら今しかないと思って行ってみました。

 

これから赤ちゃん連れでディズニーランドに行く方(ディズニーファンではない、まぁ適度に楽しめればという方)の参考になれば、と行程を書きます。

 

・私が訪れた日は2021年11月の金曜日

コロナ対策で当日券は一切なく、オンライン予約です。8日前に予約しましたが、オンラインサイトが混みあってますとのことでなかなか繋がらない。30分ほどアクセスし続けて、予約完了しました。

 

・私が購入したのは入園時間指定パスポート(午前10:30~)です。

交通手段は車です。行きの車で朝寝してくれたら、入園時間から元気に遊べるということを考えて入園時間指定パスポートを購入しました。

 

・事前準備として、行程表を作りました。大人だけなら面倒で作りませんが、子どもを抱っこして乗れるアトラクション、一人座りが必要なアトラクション、絶対無理なアトラクションを把握したかったので、ガイドブックを購入して計画を立てました。

 

これはやっておいてよかったです。入園から退園まで子ども連れだと滞在時間が短いのであれもこれもとはいきませんでした。お昼寝の時間など考えたりするのも子連れならではの初体験。レストランで並ぶ時間を省略するための予約システムがあることも発見。

 

ディズニーファンの方なら当たり前のことでしょうが、ど素人の私が幼い娘となるべく疲れずにパークを楽しむためには必要なことだったと思います。

 

・娘は1歳1か月と3日で、たっち・あんよはまだ一人でできませんでした。お座りはできますが、安定しているかと言われると、ちょっと大人とはまだ違うよねという感じです。

 

・そんなこんなで、結果こんな感じでパークを回りました。

 ※アトラクション名(場所)/乗り方 【感想】娘の反応 です。

 

10:30 入園

10:45 オムニバス(ワールドバザール)/子どもは膝の上

    【感想】何がなんだかわかってない

 

11:10 昼食

    センターストリート・コーヒーハウスワールドバザール

     /子どもはレトルト離乳食/事前予約利用【感想】とにかくじっとしてない。

 

12:00  バズライトイヤーのアストロブラスタートゥモローランド

     /子どもは膝の上 【感想】あっけにとられてた

 

12:40  トゥーンパーク(トゥーンタウン

     /屋外公園 【感想】場所見知りしてて動かない。

 

13:10 イッツ・ア・スモールワールド  (ファンタジーランド

     /大人2名の真ん中にひとり座り【感想】人形よりも後ろの人が気になる。

 

13:40  ホーンテッドマンションファンタジーランド

     /大人2名の 真ん中にひとり座り 【感想】 意外と暗くても泣かなかった。

     何がなんだかわかっていない。

 

14:20 アリスのティーパーティーファンタジーランド

      / 膝の上   【感想】あっけにとられてた。

 

14:40  蒸気船マークトウェイン号 (ウェスタンランド )

      /1階にベビーカー乗り入れ 【感想】   眠そうで風景とか見てない。

 

15: 00       休憩               
       カフェ・オーリンズ   (アドベンチャーランド

      /お昼寝    大人はコーヒータイム


16:00    ウエスタンリバー鉄道   ( アドベンチャーランド

      / 膝の上 【感想】 無表情。動物とか恐竜にも反応しない。


16:30     モンスターズ・インク ライド&ゴーシーク! (トゥモローランド

    /膝の上 (バーギリギリ)【感想】あっけにとられてた


17:10    プーさんのハニーハントファンタジーランド

    /  膝の上 / スタンバイパスを利用。【感想】あっけにとられてた。


17:30         退園               

 

 

とても楽しかったです。その理由はコロナ対応のため、入場者数が制限されていて、最長でも25分の待ち時間で、アトラクションに乗ることができたことが大きいでしょう。

 

しかし、娘の反応は微妙なものだったと正直思います。

 

アトラクションで娘の笑顔が見れたシーンはありませんでした。娘がはじけるような、満面の笑みを見せたのは、スタンバイの列が進むのに合わせて「おいっちに、おいっちに」と最近できるようになった、両手を大人に持ってもらって、自分の足で歩くという場面のみでした。

 

アトラクションで泣いたり、嫌がることはありませんでしたが、上記にあるように、何がなんだからわからないまま、あっけにとられていたら終わってた感じでした。

 

キャラクターにも興味がなく、「プーさんのぬいぐるみ買ってあげようか?」と顔の前にプーさんをもってきても振り払っていました。

 

 

1歳1か月3日のディズニーランドデビュー、完全に親の自己満足だったと思います。

 

 

子どもにとっては、自分の足で歩ける、行きたい方向にいけるということが何よりうれしいことで、それがディズニーランドでも近くの公園でも全く関係ないなと感じました。

 

そうだよね、何かができるようになるって、何物にも代えがたい本当に嬉しいことだよねと思いつつ、自己満足ながら、ディズニーランドを満喫した私は、これからしばらくディズニー映画を一気見してディズニーに浸る日々が続きそうな、今日この頃です。

 

 

 

明るい方をみる練習

こんにちは。ぼのにっきです。

 

帰国して、半年が過ぎていきました。

もうドイツにいたのはかなり前のことに感じます。

 

3月帰国→隔離

→4月 新居入居

→6月 教育実習

→7月‐8月 教員採用試験

→10月 教員採用試験合格発表

 

これと並行して、0歳の育児、教員免許取るための単位(76単位)を通信制大学で積み重ねる。

 

うまくいったからいいものの、綱渡りの日々でした。

 

ドイツにいたときの、まぁゆっくりと時間が流れてたこと。

当時はそれが焦りやモヤモヤに繋がってましたが、まぎれもなく貴重な時間でした。

 

 

人生というのは、どこにいても何をしていても、

明るい方をみる練習ではないかと、最近考えます。

 

どこにいても楽しい人は楽しいし、悲しい人は悲しい。

何をしたから、成し遂げたから幸せになるわけではなく、

いつでも物事の明るい面をみる努力をしていれば、

幸せな人でいれるのではないか。そしてその逆もまた然り。

 

教員採用試験に合格して、次なる不安は保育園が決まるかどうか、

そしてその次は育児と仕事を両立できるかどうか。

 

それはそれは、本当に私にできるのかと、心が重くなるのですが

娘という宝物に出会えて、教員になる夢も叶うのだから、

これ以上の幸せはない。

 

それでもやっぱり、ネガティブな想像に打樋ちがれることもあるのですが、

 

娘の成長を楽しみにしながら、先生として学校で働けるなんて

やっぱりこれ以上ない望みが叶おうとしている。

 

なんとかなる、なるようになる。

それより面白い想像をしてみる。

 

保育園はどこかには決まるだろう。娘はどんな成長をとげるだろうか、どんな遊びを覚えて帰ってくるだろうか。他の働くお母さんたちから仕事への向き合い方とか、効率のいい家事の仕方を学ぶこともあるかもしれない。

 

配属になる学校はどんな学校だろうか。生徒はどんな個性を持っている子たちだろうか。生徒たちは想像できないようなことを言ったりしたりするだろう。同僚の先生からたくさんのことを学んで、生徒が面白いと思う授業ができたらいい。

 

 

心配なことを考えるというのは簡単なこと。一方、希望をもったり幸せに気づくことはすごく難しい。

 

不安になったら、これは明るい方をみる練習なんだと、私は人生の中で大切なことを学んでいる最中なんだと、自分に言い聞かせて、なるべく良い想像をしてみようと心掛けている今日この頃です。

在外邦人嫌い

こんにちは、ぼのにっきです。

本帰国まで5日です。毎日変わりゆく日本入国の水際対策に注視している日々です。GPSやビデオ通話による体調の報告など、やることは増えますが、その対策が有効であればいいと思っています。

 

しかし、そこで気になるのが、水際対策強化のニュースにつく「入国させるな」「こんなときに帰ってくるな」というコメント。外国人に向けての者もありますが、日本国籍者に向けてのコメントも多くあります。

 

「日本企業駐在員は日本にも所得があって所得税納めてるし、

不動産ある人は不動産税も納めてるし、勤労も納税の義務も果たしてるよ?

法律的にも日本国籍があれば好きな時に日本に帰国する権利あるよね。

こんな時に帰ってくるなっていうけどさ、こんな時にしたのは私たちではないし。

こんな時に言葉の通じない海外で、日本より何倍も厳しい規制の中、

働いて生活してきたのよ駐在員とその家族は。

しかも、飛行機に乗る前と乗った後に検査して、3日後にも検査をするんだよ。

日本の感染者数が減少している理由が国民性にあるならば、

その国民性は帰国者にも備わっているはずだ。」など と言いたくなりますが、

どれだげ議論しても、議論は平行線をたどるのではないかと思います。

 

その理由は、コメントの背景に "在外邦人嫌い" があり、コメントをする人たちは、こんなご時世でなくても海外に住んでいる日本人が嫌いで考えたくない存在、だからだと考えます。コロナだからどうこうじゃなくて、あなた方は海外に住む日本人が嫌いなのでしょう、普段から在外邦人は鼻につくと思っているから「帰ってくるな」の結論にいたるのでは、と思うのです。

 

海外に住んでいる日本人といって、イメージするのは2パターンあると思います。

ひとつめは、日本企業の駐在員。

企業の金で海外に住んで、いい思いしやがって。自分は苦しい暮らしを強いられているのに、なんでお前らは?許せない!平時にはむかつくなと思っているだけ。だが、この期に乗じて言ってやろう「帰ってくんじゃねえよ。」

ふたつめは、外国人と結婚した人

主に白人男性と結婚した女性。チープなロマンスに落ちて結婚しやがって。日本人男性をダサいってバカにしてる。平時にはいけ好かないと思っているだけ。だが、この期に乗じて言ってやろう「帰ってくんじゃねえよ。」

 

と、私が分析するに「帰ってくるな」と言う人の根底にはたいてい平時から海外在住者に向けた負の感情があると思います。

 

それが実は、私もわからんでもない。確かに駐在員と聞けば、広い家と高級車を所有して、子ども服はいつもフランスのブランドもので、奥様は優雅にお茶会みたいなイメージがあった。国際結婚と聞くと子どもはバイリンガルで混血できっと可愛い顔立ちなのかなと思う。しかし、実際に海外に住んでみれば、人種差別は確実にあるという現実がまず大きく想定と違う。そして、裕福な人は努力してるか強運の持ち主で、それは日本でも同じ。国際結婚はうまくいかなかったとき実に多くのリスクをはらんでいるし、決して楽しくはない側面がたくさん見えてくる。

 

在外邦人嫌いの人の「帰ってくるな」は結論なのですが、その結論の前にあるものを話し合えば、「なんだ、そうだったのー。日本も海外もみんな幸せになろうと必死で生きてるのね。」と笑い合えることもあると思います。

 

 知らないから、憎いんじゃないだろうかと思うのです。恐らく自分にとって大切な人が海外での生活を終えて帰ってくる人は同じようなコメントをしない。もしくは知らない人が帰国するケースでも、外国人と結婚したけどDVで精神的にも肉体的にもボロボロで帰国・・なんて状況で帰国するという事情を知れば、「頑張って帰っておいで。よく帰って来たね」って気持ちになるのではないでしょうか。

 

知らないってことは、余計な憎悪を生むもので、知ろうとしない、想像すらしないということが、世の中の多くの争いを生んでいるように思います。そして、争っている人たちは何で争うのかすらもわかっていないのではないだろうかと、そんなことを考える今日この頃です。

寂しさについて思うこと

こんにちは、ぼのにっきです。

 

帰国まで残すところ2週間となりました。

コロナ変異種の影響で、帰国後の隔離と検査が強化されるようですが、

どうなろうと帰るしかないので、どうにでもしてくれという気になっています。

 

それより私の興味の中心は、帰国が一日一日近づくと共に、刻々と強くなる帰国するのが”寂しい”という気持ち。なぜ寂しいという感情は人に備わっているのでしょう。

 

寂しいなんて感情が人間になければ、

余計なカロリーを摂取して、美容や健康を害することもなく

趣味でもない服を買ってしまって、お金を浪費してしまうこともなく

イケメンでも将来性もないような男に引っ掛かって、時間をドブに捨てるような

そんなことは起こらなくて、人生は効率的ではないかと思うのです。

 

それなのに私たちには嬉しい、恐いと同じように寂しいという感情がある。”寂しい”は私たちに何を教えてくれているのだろうか。

 

 

「寂しい」という言葉で私が一番に浮かぶ歌が『Puff, The Magic Dragon』という歌です。ドラゴンと少年が出てくる歌なので、子ども向けのイメージが強いですが、印象に残るサビは大人も口ずさまずにはいられませんし、切ない歌詞を理解するには経験が必要なようにも思います。


Puff The Magic Dragon -- Peter, Paul & Mary ~ Live 1965

 

魔法のドラゴンのパフに、ジャッキー・ペパーという友人ができます。二人は一緒に冒険に出掛けます。楽しい経験をたくさんします。でもドラゴンであるパフは年を取らないのに、少年ジャッキー・ペパーは大人になっていきます。いつしか、ジャッキーはパフのもとに遊びに来なくなります。

 

これだけで十分寂しいですね。でも、まだこれだけなら「意外とパフは一人が好きだから大丈夫なんじゃないか」とか「ジャッキーの後にも誰か他の友人ができたんだろう」とか寂しさから逃げる想像の手段はある。しかし、続く歌詞はそうじゃないんだよと言う。

 

ジャッキーがもう遊びに来ないのだと理解したパフは

・His head was bent in sorrow, Green scales fell like rain.

悲しみに打ちひしがれてずっと下を向いたままとなり、

パフの緑の鱗は雨のようにハラハラと剥がれ落ちました。

・Without life long friend, Puff could not be brave,

  So Puff that mighty doragon Sadly slipped into his cave.

一生の友達だと思っていたジャッキーを失って、パフはもう勇気が湧かない。

悲しい気持ちのまま洞窟に籠ってしまいました。

 

可哀想なパフ。だけど、大人になっていくジャッキー・ペパーも責められない。自然の摂理でしょう。メロディーが楽しげなだけに何でこんなに歌詞が悲しいのか。パフの寂しさを思うといたたまれなくなります。

 

しかし、"寂しい"っていう感情はそう悪いものでもないと、帰国間際にして思うのです。デュッセルドルフを離れるのが寂しいのは、ここでの生活が楽しかったから。正確に言うと楽しいことも楽しくないこともあったけど、楽しかったことがあったのは事実だから。

 

語学学校に行くために乗ったトラム、妊婦検診で病院に行くために渡った橋、春にはリスやウサギが出てくる公園、ただの家の裏の道さえも全部全部忘れたくないんだーーという気持ちが湧いてくる。何気ない毎日が楽しかったのだなぁ、すっかり愛着が湧いていたのだね、ということに気付く。

 

実際は言葉が通じる日本の方が暮らしやすいし、日本に帰らないと教員にもなれない。

わかってはいるのだけど、それでも寂しい。パフもそうなのかな。ジャッキーが大人になっていくのは当たり前。でも寂しい。仲良くならなければよかったとは思わない。でも寂しい。パフはときどき宝物のビー玉を夕日にかざしてみつめるように、ジャッキーとの日々を取り出しては眺めているのではないだろうか。

 

ジャッキーがいなくなっても、パフは魔法のドラゴンだし

ドイツを離れても、私は私という人間で、

当たり前のようだけど、生き物が生きるということは過去を作り出していくということで、それに良いも悪いも意味付けは不要であるという風にも思います。

 

それでも"寂しい"の意味を考えるとすれば、自分にはこんなに素晴らしいものが与えられていたのだと気付くことができるのは"寂しい"のおかげなのかなと。そして、自分の人生を一層愛おしく感じたり、たそがれ時に思い出してはフフフとなる思い出ができたり、そんな人生をちょっとだけ深いものにしてくれるのが"寂しい"が存在する意味ではないだろうかと、そんなことを考える今日この頃です。

環境かその人自身か

こんにちは、ぼのにっきです。

 

私が長年考えていることの一つに、

【人の幸不幸は環境によって決まるのか、それともその人自身で決まるのか?】

というのがあります。

 

ドラマ『あまちゃん』で昔アイドルを目指して東京に行った春子が言っていました。

「田舎が嫌で飛び出した人間はダメね。田舎でも都会でも同じ。結局は場所じゃなくて人なのよ。」と。

映画『かもめ食堂』でもヘルシンキで食堂を経営するサチエが言っていました

「そりゃそうですよ。楽しい人はどこにいても楽しいし、寂しい人はどこにいても寂しいんですよ。」と。

 

私もそうなんではないかと最近思っています。

現時点での結論。幸せかどうかは "その人自身で決まる" です。

 

同じ駐妻でも、

・こちらの生活を楽しんでいて、旅行に行けない今でも、いろんなハーブティーを試したり、ドイツパンを焼いてみたりしている人と、

・荷物は届かないし、ドイツ語わかんないし、日本に帰りたい、と思う人

 

同じ駐妻でも駐妻生活にポジティブな人もネガティブな人もいる。どっちか一方というよりは日によって変わる。幸せって何だろうと思う日々。

 

そして気づいたことには、幸せって受動的な感情だと思っていたけれど、かなり積極性を要する。幸せは、感じようと思わないと感じられない。「誰か私を幸せにしてよ」って、言葉にすると「いやいや、いやいや。奥さんそれはないですよ。」と思うんだけど、どこか心の中で思っている。おかしいな?もう私、十分大人やのにな。

 

幸せを積極的に感じるという行為が、不幸せな人はなかなかできない。幸せは探さないといけないんだってこと知らず今までやってきたから。まぁ、それも幸せなことかもしれません。一方、どこでも幸せな人は過去に何度も経験済みなので、当たり前のように幸せを感じられる要素を見つけて楽しくなれる。あまりにスムーズな所作だから、努力しているようには自分も周りも感じることなく、周囲からは「あの人は幸せな人」とただ思われたりするんじゃないだろうか。

 

私もDHLの荷物が届かなくてイライラしたり、日本に住んでいたら取れた教職の単位もかなりあるよなと思うと、「くそー駐妻不便だーー!」と思うのは日常茶飯事。でも、日本に帰っても不幸の種はたくさんあります。ドイツでも、日本でも、どこにいても結局は自分。育児に仕事に日々の幸せを見つける生き方を自分は選択したいと、そんなことを考えている今日この頃です。

ドイツでの出産後手続き各種 ◆ステップ3: ElterngeldとKindergeld

こんにちは、ぼのにっきです。

 

出産後の手続きシリーズ、

最後は両親手当<Elterngeld>と子ども手当<Kindergeld>についてです。

 

退院時に出生届を出した時、領事館で出生届を出した時も、

誰も教えてくれないのですが、出産したら貰えるお金があります。

それが両親手当<Elterngeld>と子ども手当<Kindergeld>です。

日本には児童手当がありますが、両親手当というのはないように思います。嬉しいです。しかも額も少なくありません。

 

私(専業主婦)の場合

・両親手当<Elterngeld> 300€/月

子ども手当<Kindergeld> 219€/月

でした。現在のレートで66,000円くらいですから大きいです。

 

両親手当<Elterngeld>は産後1年くらい、子ども手当<Kindergeld>は子どもが18歳になるまで貰えるんだったと思います。

 

しかし、同じ駐妻でも夫の会社が申請NGということもあるらしいので、事前に人事の方などにご相談されるといいかと思います。私の周りでも申請してる人、してない人が半分半分くらいです。

 

◆ステップ3 ElterngeldとKindergeld

 

1、両親手当<Elterngeld>

両親手当<Elterngeld>を管轄している役所はJugendamtです。ステップ3になっているのですが、書類を準備しておけば出生証明書が届き次第すぐに申請できます。書類だけ妊娠中に記入したり揃えておいたりするとスムーズではと思います。

申請はすべて郵送で行いました。私は、書類が足りないと指摘の手紙が来て、追加で送ったり、再送したりするのが嫌だったので、思いつく限りすべての書類を送りました。下記に私が送ったものを記しますが、中には本来は必要なかったものもあったと思います。ご参考まで。

 

【私が送った書類】

・申請用紙  DüsseldorfのJugendamtのホームページから、Antrag von Elterngeld をクリック。申請用紙をダウンロードできるページに飛びます。

https://www.duesseldorf.de/jugendamt/fuer-familien-da-sein/elterngeld.html

ドイツ語しかありませんが、Google翻訳で頑張りました。

・出生証明書<Geburtsurkunde>

やっと使うときが来ました!3枚送られてきたうちの1枚です。上の方にElterngeld用だよと書いてあると思うので、こちらを送ります。

・パスポートコピー(父母)

・滞在許可書のコピー(父母)

 

これらをJugendamtに送りました。郵便局の方が追跡番号付きにした方が早いから、この手の書類はそうした方がいいと勧められたので追跡番号付きで送りました。無くされたら困る書類なので、その方がいいかもしれません。提出から1週間ほどで、受け付けました、あなたの金額はこれですという連絡が来ました。早かったです。

 

 

2、子ども手当<Kindergeld>

子ども手当<Kindergeld>を管轄している役所はFamilienkasseです。こちらは子どもの納税者番号(Identifikationsnummer)が必要です。これは出生届を出してから1か月くらい待たないと郵送されて来ないので、その到着を待ってから提出しました。もしかしたら未記入でもいいのかもしれませんが、これまた何回も書類のやり取りをしたくないので私は待ちました。こちらも思いつく限りすべての書類を送りました。下記に私が送ったものを記します。ご参考まで。

 

【私が送った書類】

・申請用紙と添付資料

DüsseldorfのFamilienkasseのホームページです。Familien und Kinderをクリックするとフォームがダウンロードできるページに飛びます。オンライン申請の内容がありますが、ドイツ人でもEU国民でもなければ対象外のようで、こちらも私は郵送で申請しました。リンクを飛んでもらうと、下の方にDownloadsというところがあります。その中の申請用紙<Antrag auf Kindergeld>と添付資料<Anlage Kind zum Antrag auf Kindergeld>をダウンロード、印刷して記入します。Merkblatt Kindergeldも一読。

https://con.arbeitsagentur.de/prod/apok/service-vor-ort/familienkasse-nordrhein-westfalen-west-duesseldorf.html

なお、こちらは英語もあります。英語の方が記入しやすい方はDownloadsの一番下WEITER DOWNLOADSをクリック。In anderen Sprechenから英語のフォーマットをダウンロードできます。

・出生証明<Geburtsurkunde>

Kindergeld用であることを確認!

・パスポートコピー(父母)

・滞在許可書のコピー(父母)

・住民登録証明書<Anmeldebestätigung>のコピー(父母。住民登録したときにもらった住所の書いてある紙です)

・労働許可書<Zustzblatt>(父。滞在許可書もらったときに貰った黄色っぽい紙です。仕事をしてない妻は持っていません。)

 

以上をFamilienkasseに郵送で送付。こちらは3週間ほどで受け付けました、金額はこれですという通知が来ました。

 

 

これにて産後の手続きシリーズ終了です。

※私は帰国間近のため赤ん坊の滞在許可は申請していませんので、その手続きについては記載致しません。

 

お疲れさまでした!

 

☆補足☆

帰国に伴い、支給停止の手続きを行いました。どちらもメールでできるようです。

不正受給になってしまわないために帰国のときは支給停止の手続きをお忘れなくです。

ドイツでの出産後手続き各種 ◆ステップ2: パスポート取得

こんにちは。ぼのにっきです。

 

出産後の手続き体験談続きです。

ステップ1で我が子の記載がある戸籍謄本を手に入れたところからスタートです。

 ※しつこいですが、ただの体験談ですので、領事館のHPなど確認の上で申請を行って下さい。

 

◆ステップ2 パスポート取得

【必要書類など】

・戸籍謄本(できたてホヤホヤ我が子の記載入り)

・パスポート申請書(窓口にあります。出生届出すときに貰っておくのをお勧め)

・パスポートの写真

・手数料(パスポート受け取り時に払います)

・親のパスポート

 

上記を持って、在独領事館へ向かう!!!

 

その前の第一関門として、我が子の写真を撮るというのがあります。まだ首の座っていない、いつ泣き出すかわからない赤ん坊を写真屋さんに連れていくのがなぁ。。と、写真館のハードルが高かったので、私はアプリで撮りました。白いシーツの上に娘を寝かせ、アプリで更に背景を白に、サイズをパスポートサイズに設定。自宅のプリンターではどうも背景が黄色になってしまうので、dm(ドラッグストア)で印刷しました。

 

使用したアプリは[証明写真アプリ]というアプリです。他にもいろいろあります。

play.google.com

 

しかし、パスポートの写真と言うのは規格が厳しく決まっていまして、

きれいに撮れていればOKなわけでなく、

例えば

・縦45ミリメートル×横35ミリメートル(ふちなし)

・顔の縦の長さは、写真縦の70~80%(34±2ミリメートル)であること

・影のないもの

・前髪などにより、目などの顔の器官や輪郭が隠れていないこと

・デジタル写真の場合、ジャギー(階段状のギザギザ模様)がないもの

・デジタル写真の場合、写真専用紙等を使用し、画質が適切であること

など、

素人が撮るとちょっと規格からずれているかも?という不安にもかられました。

実際に領事館で写真をだしたとき、頭の上の空白であるべきスペースに髪の毛が入っていてもしかしたら撮り直しかもと言われました。

結局、機械が読み込めたようで大丈夫だったのですが、規格はしっかり確認した方がよさそうです。写真屋さんで撮れば、いいようにやってくれるのでしょう。

 

もう一つの関門は申請書の記入だと思います。申請書は領事館にあるのですが、なかなか赤ちゃん抱きながら、なだめながら記入するのが大変です。なので、お勧めは領事館に出生届を出しに行ったときに、パスポートの申請書ももらってきておくことです。家で書いて、記入済みのものを領事館へ持っていくといいと思います。

 

1週間ほどで出来上がり。パスポート所有者になる赤ちゃんも必ず一緒に受け取りに行きます。お顔の確認があります。

 

さぁ、パスポートができた!これで日本に帰れます。

 

☆補足☆

滞在許可(Aufenthaltserlaubnis)について

自分が入国したときは、入国から90日以内に滞在許可を取らなければでした。もしや赤ん坊もそうなのか?と思い、役所に問い合わせたところ、ドイツで生まれた赤ちゃんは半年以内を目途に滞在許可を取ってくれとのことでした。私は半年以内に帰国するため申請せずでした。申請方法はコロナ対応でいつもとは違っており、面接の予約などは必要なく、HPから申請書をダウンロード・記入して送るようです。私と同時期に産んだお母さんたちはパスポート取得後、滞在許可を取得していました。ご参考まで!